東日本大震災の被災者を支援しようと、走った距離に応じて寄付する「ランニング募金」の輪が、広がっている。20日には佐倉アスリート倶楽部コーチとして女子長距離選手を指導してきた阿部康志さん(42)らが東京都内に募金の事務局を開設。阿部さんは「一人一人の小さな一歩が、被災者の支援につながれば」と願っている。
現在はランニングブームだが、震災後には30件以上ものイベント中止が決定。走ることに後ろめたさを感じている人もいるという。阿部さんは自身のブログを通じ、「『被災者のために走る』という意義を見いだし、走ることで貢献しよう」と提案。1キロ走るごとに10円を募金することにした。被災者から「私たちはゴールが復興というマラソンをしている。声援を送ってください」というメールが届くなど、多くの賛同を得たという。20日には趣旨の賛同者が被災地に送る衣類を持ち寄り、募金も行った。
支援の輪は海外にも広がっている。阿部さんと親交のある92年バルセロナ五輪女子マラソン銅メダリストのロレーン・モラーさん(55)=米国在住=はニュージーランド(NZ)出身で、「地震に遭われた方の気持ちは深く理解できる。復興に役立つことを祈っています」とメッセージを寄せた。NZの名コーチの遺志を継いでモラーさんらが運営する「リディアード財団」(本部・米国)も協力する。
募金口座は25日ごろに開設。問い合わせは同事務局(running_bokin@yahoo.co.jp)へ。
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110321k0000m050016000c.html